Scottotympana huibregtsae Boer, 1991
階級[※]
Cicadettinae-Chlorocystini-Scottotympana–Scottotympana huibregtsae
特徴[1]
体は褐色で、胸部には明瞭な明暗の帯状模様がある。
頭部は暗褐色であるが、側単眼と複眼の間には大きな黄土色の領域がある。
頭頂にはこれらの淡色部の中に2対の暗色斑があり、さらに複眼の近位内側縁に三角形の暗色斑がある。
頭部は広く、長さの3.1〜3.4倍の幅をもつ。
前胸背は淡褐色で、広い黄土色の中央帯と、それを縁取る2本の細い暗褐色の縦条がある。
これらの縦条は前方で広がり、中央帯の両側に三角形の斑を形成し、前胸背外片付近で急に外側へ分かれる。
前胸背外片に沿って短い中央背の暗色条があり、中央帯を区切る。
前胸背の内側および外側の溝に沿って、不規則な形の幅広い暗色帯が2対走る。
外側の帯のみが前胸背外片まで達し、前胸背外片を縁取る暗褐色条と合流する。
中胸背は淡褐色で、前胸背に接して2つの大きな中央寄りの褐色斑がある。
角張った褐色斑が網状に連なり、前胸背からX隆起の角へ向かって収束する外側帯を形成する。これらの帯の外側には幅広い淡褐色の条がある。
X隆起の前方には黒色斑が2つある。
腹部の第2背板は側方が暗褐色で、背面が淡い黄土色である。
第3、第4、および第5背板の一部は非常に淡色で、側方ではほぼ半透明であるが背面は暗褐色である。
第5背板の遠位半分および第6、第7背板全体は暗褐色。第8背板は基部が非常に淡く遠位部は暗色。
腹面には第5〜第7腹板を覆う大きな楕円形の暗色斑がある。
第3、第4腹板の後縁はやや暗色になる。腹部側面には第2〜第8節にかけて小さな淡色斑の平行な2列があり、腹部の淡色部でも識別できる。
分布域[1]
ニューギニア島
画像

前脚


同定理由
・族の多種に似ること
・産地がヤーペン島(ニューギニア島付近)
→Chlorocystiiniと判断
・前脚の腿節の棘は3つで、基方側で大きい
・costaが赤い
・胸部に模様がある
・翅のhind marginは広い(特に後翅)
→本属かGymnotympanaと考える
・胸部の模様は特に濃く、暗褐色になる
→関連種の記載で最も近いのが本種と考える
同定の確度:★☆☆☆☆
備考
記載はオスに基づいており、本個体と色彩は完全に一致するわけではないものの、
大体のコントラストが一致しているため本種としてみている。
参考文献
[1]A. J. de Boer, “Scottotympana, a new cicada genus from New Guinea, with the description of three new species, their taxonomy and biogeography (Homoptera, Tibicinidae)”, Beaufortia 42 (1): 1–11 (1991).






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