Baeturia quadrifida

Baeturia quadrifida (Walker, 1868)

階級[※]

Cicadettinae-Chlorocystini-Baeturia-Baeturia quadrifida

 

特徴[1]

♂の体は黄緑色~暗褐色。♀はより黄土色を帯びる。
頭部は淡い黄土色で、無紋のものから、眼と側単眼の間にわずかな斑紋を持つものまである。
postclypeusは背面から見ると広く丸まり、ほぼ三角形で、背面にくぼみはない。
前胸背は黄土色で、無紋または中央の溝の間の帯にわずかな褐色斑を持つ。
外片はやや淡色。
中胸背は栗色から灰緑色で、中央外側帯に2つ暗色斑を持つ。
X隆起前方の2つの暗色斑は、一部の標本でのみ不明瞭に認められる。
前翅・後翅は透明で、翅脈は黄土色。
Tymbalには6本の硬化した横隆起が、背側から腹側まで全体を横切る。
最も基部の隆起は腹側に向かって著しく細くなる。
第7隆起は前縁近くに密接して存在し、半分程度までしか達せず腹側縁には届かない。
♂腹弁は短く楕円形で直立し、共鳴室を覆わない。多くの標本で第2腹板には達しない。
♂の腹部は淡黄緑色でほぼ透明~栗色。
腹側外側の暗色斑列は不明瞭で、Aru産の1標本では第3節に1つだけ明瞭な斑が見られる。
第1背板は後胸背の下に部分的〜ほぼ完全に隠れる。
♂外部生殖器pygoferのlateral lobeは円錐状でやや上向きに湾曲した突起があり、明瞭に外縁を越えて突出し、先端は尖る。
clasperは側面から見ると、背側隆起が翼状に広がる。

 

分布域[1]

アルー諸島、ニューギニア島:ドベライ半島

 

画像

インドネシア:ウォカム島産♂ 背面
   
発音膜
 
インドネシア:ウォカム島産♂ 腹面
♂外部生殖器

 

同定理由

・外観が属の他種に似ること
・発音膜のヒダは6本程度
Baeturia属、convivaグループ
・pygoferのlateral lobeが尖る
・産地がAru諸島のウォカム島

同定の確度:★★★☆☆

 

備考

腹部横の模様など、若干だけ色彩の表現が一致しない。


参考文献

[1]A. J. de Boer, “The taxonomy and biogeography of the conviva group of the genus Baeturia Stål, 1866 (Homoptera, Tibicinidae)”, Beaufortia 36(7): 167–182 (1986).

[※]Catalogue of Life.
URL:https://www.catalogueoflife.org

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