階級[※]
Cicadinae-Gaeanini
特徴[1][2]
分子系統解析の結果から、分類群を見直す必要があることが示唆されている。
前胸背外片の中胸背と接する部分(前胸背後方)は狭い。前胸背側縁は後方で広く発達する(Vittagaeanaは例外)。
前翅と後翅は有色で、多くは不透明。
後翅翅垂部の一番後方の3A翅脈は端で強く湾曲する。
腹部は側方が膨らむ。
X隆起は比較的小さめ。
※参考資料[3]では亜族の記述がなくややあいまいだが、COLに従う。
また、属VittagaeanaはGaeaninaに属するものとした
亜族Becquartinina Boulard, 2005
亜族Gaeanina Boulard, 2005
分布域
インド～海域東南アジア
備考[1]
同じく有色の翅をもつTosenini族と形態を比較されることが多かったが、
分子系統解析ではさほど近縁でないことが示唆されている。
また、Becquartininaの位置づけや、
Gaeanini自体をLeptopsaltriiniの一部とすべきかについてなど、
今後も研究が必要な族。
参考文献
[1]KATHY. B. R. HILL et. al., “The molecular systematics and diversification of a taxonomically unstable group of Asian cicada tribes related to Cicadini Latreille, 1802 (Hemiptera : Cicadidae)”, Invertebrate Systematics, 35, 570-601(2021).
[2]YOUNG JUNE LEE, “Cicadas (Hemiptera: Cicadidae) of Laos, with the description of four new genera and two new species”,Annales de la Société entomologique de France (N.S.), 50,No.1,59-81(2014).
