Huechys pingenda

Huechys pingenda Distant, 1888

階級[※]

Cicadettinae-Cicadatteni-HuechysHuechys pingenda

特徴

腹部の側縁は直線的ではなく、やや強く湾曲する。
複眼を含む頭部は、中胸背の肩部分より狭い。
鼓膜のヒダは上方・側方へ向いており、背側からほぼ完全に見えている。
第一背板は中央で比較的長く、台形に見え、中央部は縁に沿うように横方向に広がり丸く突出する。
♂腹弁は少なくとも基節棘の長さより長い。
前翅は9-10の翅端室を持つ。
前翅は基方で白く、縁にかけてアイボリーホワイトから茶色へ変化していく。
basal cell とclavus基部、costal marginと翅脈は茶色い。
後頭楯は黄-赤色、しばしば前方で黒くなる。
後翅は多かれ少なかれ均一な褐色。
腹部は普通完全に黒色だが、第二背板より後方では側方が赤い個体もある。
♂外部生殖器は多少とも先端で斜めに切れ込み、側縁はわずかに円く、黒色の比較的軟らかい波状の毛でおおわれている。

 

下位区分

亜種Huechys pingenda breddini Haupt, 1924
亜種Huechys pingenda pingenda Distant, 1888

 

分布域

インドネシア:スマトラ島、スラウェシ島

備考

 


Huechys pingenda pingenda Distant, 1888

階級[※]

Cicadettinae-Cicadatteni-HuechysHuechys pingendaHuechys pingenda pingenda

特徴

中胸背の模様は大きく、黄赤色で明瞭。
後頭楯は全体的に赤色か、先端がわずかに黒くなっている程度。

 

分布域

インドネシア:スマトラ島

 

画像

インドネシア産♀ 背面
Graptotettix_2.jpg
インドネシア産♀ 腹面
Graptotettix_1.jpg
産地不詳♀ 背面
 
産地不詳♀ 腹面

同定理由

・属の他種の特徴と一致すること
・翅の色彩
・中胸背で幅広くなる体型
・中胸背の模様が大きいこと(H. celebensisとの差異と判断)

同定の確度:★★★★☆

備考

 


参考文献

[1]HAUPT, H., “Die Gattung Huechys Am. et Serv. (Homopt.). Beiträge zu elner Monographie”, Deutsche Entomologische Zeitschrift, 1924, 201–225(1924).

[2]DISTANT, W. L., “A monograph of oriental Cicadidæ”, (1845-1922).

[3]HAUPT, H., “Die Gattung Huechys Am. et Serv. (Homopt.). Beiträge zu elner Monographie”, Deutsche Entomologische Zeitschrift, 1924, 201–225(1924).

[※]Catalogue of Life.
URL:https://www.catalogueoflife.org

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー

最新の投稿

TOP