Formotosena montivaga (Diatant, 1899)
階級[※]
Cicadinae-Polyneurini-Formotosenina-Formotosena-Formotosena montivaga
特徴[1][2][3]
体色は黒い。
前胸背外片はターコイズブルーか藁色。
前胸背側縁は顕著な歯状突起をもたない。
中胸背の後方縁やＸ隆起はターコイズブルーまたは緑色か藁色。
中胸背後方の模様の中には黒い斑点を含む。
口吻は♂腹弁内側を超える。
脚は黒い。
前翅は同属種(Formotosena seebohmiを指すと思われる)と比べて細い。
前翅は黒く、中央に白色の帯がある。
後翅は黒いか、2,3つの白色班がある。
♂♀問わず腹部先端側は白粉を帯びる。
♂背弁は大きいが、鼓膜を完全には覆わない。
♂腹弁は短く、後縁は斜めになっている。
画像
ベトナム産♂ さらに別個体
ベトナム産♂ 腹面
ベトナム産♂ 外部生殖器
ベトナム産♀
同定理由
・属までの特徴と一致すること
・翅が比較的細いこと
・タイ産、中国産は腹部先端が白粉をまとうこと
・ベトナム産は後翅に白色班があること
同定の確度：★★★★★(タイ産、中国産)
★★★★☆(ベトナム産)
備考
変異が非常に大きく、一部はFormotosena seebohmiの特徴と被ってしまっている。
要素を総合的に判断し、本種と同定。
参考文献
[1]W. L. DIATANT, “A Monograph of Oriental Cicadidae (Parts I-VII)”, 28(1889-1892).
URL:https://www.biodiversitylibrary.org/item/35302#page/58/mode/1up
[2]M. BOULARD, “The Cicadas of Thailand, Volume 2 Taxonomy and Sonic Ethology”, Siri Scientific Press (2013).
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