Graptopsaltria bimaculata Kato, 1925
階級[※]
Cicadinae-Polyneurini-Formotosenina-Graptopsaltria-Graptopsaltria bimaculata
特徴[1][2]
Graptopsaltria nigrofuscata、G. tientaに似る。
体は比較的太い。
後頭楯や複眼傍に緑または黄褐色の斑紋を持つ。
頭幅は中胸背基部より狭い。
前胸背内片は褐色で、中央のⅠ字状の模様や後方に緑色の模様を持つ。
前胸背側縁は波状でわずかに広がる。
中胸背には赤褐色の斑紋があり、個体(あるいは産地)により緑あるいは淡い緑青色の斑紋がある。
前・後翅は波打つように模様がある。
♂腹部の第3背板側方に白粉をおびる。
♂背弁は広く大きく、やや凸で強く側方に膨らみ、鼓膜を隠す。
♂腹弁は左右が近づき、後縁は円弧状。
分布域
日本[1]
画像
伊平屋島産♂ 背面
奄美大島産♂ 背面
奄美大島産♂ 腹面
♂外部生殖器
奄美大島産♀ 背面
奄美大島産♀ 腹面
徳之島産♂ 背面
徳之島産 別個体♂ 外部生殖器
抜け殻
同定理由
・属までの特徴と一致すること
・胸背に模様があること
・♂背弁が鼓膜を覆い、凸状で側方へ張り出すこと
同定の確度:★★★★★
備考
生態動画・鳴き声:
Youtube
https://youtu.be/HWnaRWUfIvU
鳴き声:
鳴き声CD
HAYSHI M. and SAISHO Y.,”日本産セミ科図鑑 改訂版”, 誠文堂新光社(2015).
謝辞
貴重な標本をありがとうございます。
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