Tosena depicta Distant, 1888
特徴[1]
頭部と胸部の背面は黒色。
頭頂の後ろ側方の斜めの斑紋と、複眼、単眼は黄褐色。
前胸背の後方縁の二つの斑紋と、前胸背外片は黄褐色。
中胸背の4つの斑紋と、中胸背後方縁とは黄褐色。
X隆起中央は黒色。
腹部の背板は大部分橙色で、中央の細い筋は黒色。
頭部腹側、胸板(sternum)は大部分黒色で、基部など一部が黄褐色。
脚(各節の基部は黒色)は黄褐色。
口吻(先端は黒色)は黄褐色で、腹部に達する。
腹部の腹板は大部分黄褐色で、腹部基部と腹弁は黒色。
腹弁は黄褐色で、中央は黒い筋がある。
前翅は暗緑色で、膜質部や翅脈は橙色。前翅の白筋は 第2Ulnar cellに達しない。
前翅は先端付近で角度をつけて細く(attenuate)なる。
後翅は黒く、基部側は橙色。
分布域
画像
同定理由
・属の他種の特徴と一致すること
・前翅基部の膜質部が橙色であること
同定の確度:★★★★☆
備考
参考文献
[1]DISTANT, W.L., “A monograph of Oriental Cicadidae.”, West, Newman & Co.; R. Friedlander & Sohn. London; Berlin. i-xiv, 158pp, pl. x-xv(1892).
[2]A. F. SANBORN & M.H. VILLET, “Catalogue of the Cicadoidea (Hemiptera: Auchenorrhyncha)”, In USA: Elsevier Science Publishing, 1001 pp(2014).
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