Callogaeana hageni (Distant, 1889)
階級[※]
Cicadinae-Gaeanini-Gaeanina-Callogaeana-Callogaeana hageni
特徴[1][2]
体色はオリーブ色を帯びた茶色。
頭部の側方前縁は黒色。
口吻は後脚基部に届かない。
後頭楯は大きく隆起する。
後頭楯の横溝は粗く目立つが、中央の縦溝はほぼ中央のみが目立つ。
前胸背内片の二つの斜めの斑紋、中央の斑点は黒色。
中胸背後方には二つの斜めの栗色の模様がある。
♂腹部背弁はGaeanaの種と比べて大きめだが、発音膜は露出する。
前翅は淡い緑色で、前縁や先端側は波打つようにこげ茶色の部分がある。
後翅は青みを帯びた緑色で、先端と下方の縁は狭くこげ茶色。
前翅の翅端室3の根本と翅端室5の根本に黒いこげ茶の斑点を持つ変異がある。
分布域
インドネシア;スマトラ島[1]
画像
同定理由
・属までの特徴を満たすこと(主に前翅翅脈)
・産地がインドネシアであること
・前翅が広く緑色で、後翅が青みである色彩が、
参考資料の記述とよく一致すること
同定の確度:★★★★★
備考
翅の色彩だけならスマトラ島産のCallogaeana festivaに似るようにも思える。
参考文献
[1]DISTANT, W.L., “Descriptions of a new genus and some new species of Cicadidae belonging to the Oriental Region”, Annals and Magazine of Natural History. (Ser. 6), 3, 50(1889).
URL:https://www.biodiversitylibrary.org/item/53339#page/64/mode/1up
[2]W. L. DIATANT, “A Monograph of Oriental Cicadidae (Parts I-VII)”, 106(1889-1892).
URL: https://www.biodiversitylibrary.org/item/35302#page/150/mode/1up
コメント